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エロゲーについて
2010年 05月 06日 *
家に帰っても落ち着けないのに、なぜ帰るのだろう。
ただ帰る場所がなくあてどもなく彷徨うより、帰る場所があるという事実は遙かにマシなのかもしれない。
乗客のいない電車の中や映画館の中の方がリラックスできる気がする。
そう考えると外出先で使用できる携帯ゲーム機やウォークマンは、一見不要に見えるが重要なアイテムだ。
喫茶店やリラックススペースなど人為的に用意されたものは、あくまで他人がリラックスできる空間であり、自分がリラックスできる空間とは異なる。
その点を勘違いしてはならない。

それにしても最近ここのブログの検索ワードの上位が「エロゲ」で占められているのは一体…。
にもかかわらずエロゲに全く触れてなくて申し訳ない気持ちになる。
エロゲといえば、以下のAAが印象的だ。

100506.jpg
(引用元:ポルナレフがありのまま起こった事を話すガイドライン2)
ポルナレフのシリーズが好きな方は上記スレも参照されたい。

「エロゲー」とは広義の意味において性的表現を含むゲームという意味だが、既に本来の枠の意味を超えてしまっている。
エロゲーだと思ってプレイしたら、実は感動シナリオだったという衝撃。
それをもう一度味わいたくてエロゲをプレイしているのかもしれない。いや、きっとそうなのだ。
それは推理小説やミステリー作品を読む心理と似ている。
犯人が意外な人物だった時の衝撃が忘れられなくて、つい次回作を読んでしまうような。

エロゲーは映画や小説と一緒で、読む人によって好みが分かれる。
ランキングが高い作品だからといって面白いと感じるとは限らないし、ランキングが低い作品だからといってつまらないとは限らない。
でもエロゲ初心者の人はどれが自分に合う作品かわからないから、ランキングを確認する必要が生じる。
(CDみたいに毎週テレビでランキングを発表すればいいのにと思うが、世の中としては今の方が健全なのかもしれない。)
最初は「To Heart」あたりが無難だと思うよ。
あとは「エロゲー批評空間」のランキングが参考になる。
歴代の名作はだいたい押さえられているから。

それからシナリオ重視であればPSPのタイトルをチェックするのもおすすめである。
PSPのノベルゲームはかつてのPS・PS2やPCでの名作が移植されるケースが多く、シナリオとしても一定の基準はクリアしているので外れが少ない。

あとこれだけは言っておきたいのだが、エロゲにおいてエロは重要でなかったりする。
おいおい嘘をつくなと言われそうだが、評価の高い作品の多くは非18禁であっても売れている。
要するにシナリオ面で評価されているのだ。
実際、シナリオ重視な作品のエロシーンはとってつけたようなものであることが多く、ライターもその部分だけ違う場合もある。
つまりこれらの作品は、エロゲという形式を隠れみのにしつつ、感動的なシナリオを挿入して販売されているのだ。
自分も正直エロシーンは飛ばしてしまって、読んでなかったりする。

Wikipediaによれば、るーすぼーい氏や竜騎士07氏はゲームシナリオを書く以前は演劇の脚本を書いたらしい。
エロゲは販売形態の手段の一つであり、おそらく彼らはもともとエロい作品を世に出したかったわけではないのだ。
by nochoice1 | 2010-05-06 02:16 *
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