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iPodとウォークマンの音質比較
2013年 01月 31日 *
「iPod」と「ウォークマン」はもはや当ブログ検索キーワードの常連となっており、この両者の違いが気になる人はけっこういるようだ。
今回改めてウォークマンとiPodを聞き比べてみた。
以前はウォークマンの音を聞きもせずに切り捨ててしまっていて、少し後ろめたい気持ちもあったから。
とはいえ音質比較をするにあたり、一つ問題があって、古いSONYのウォークマンはSonicStageという専用ソフトを使わないと曲を転送できない。
これはSonicStage経由で曲を販売したいSONYの仕組んだ戦略といえばそうだが、ユーザーにとっては制限以外の何者でもない。
しかもそうやってユーザーを縛っておきながら、転送ソフトのサポートを打ち切る姿勢はどうかと。
転送ソフトがなければ、ただのゴミと一緒なのに。
まあ何回も書いているけど、SONYはもともとそういうメーカーなのだろう。
ウォークマンはCMを流すための宣伝広告費や高給取りの社員に払う人件費で価格がつり上がっているものの、中身は何てことはない、ただの携帯型mp3プレーヤーに過ぎない。

ウォークマンの音を聞いてみると、最近の高音質な環境に慣れてしまっているせいか、よく自分はこんなものを何年も聴いていたな、と思うほどだった。

自分にはさっぱりわからない。
どうしてアーティストが最高の状態で送り出した音をわざわざ加工してダメにしてしまうのか。

ウォークマンはあからさまに脚色・加工された音で、それに対してiPodは加工を必要最低限度に留めている音で、ウォークマンに比べて確かにフラットに近い。
SONYは音質の加工を一種の付加価値と勘違いしてきたのだろうが、ケンウッドやONKYOやパナソニックなどの日本メーカーも似たような勘違いをし続けてきたのではないか。
今となっては井の中の蛙と呼ぶ他ない。

結果として、音質面で比較した際に軍配が上がるのはAppleの方だった、それだけのこと。
自分だって日本メーカーにがんばって欲しいが、だからといってSONYを特別擁護する気にはならない。
本来、優れた製品が生き残っていくのが市場原理だと思うから。
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