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良い音について
2014年 06月 25日 *
相変わらず時間があれば音楽を聴いている。
そりゃ焦る気持ちにもなるよ。
耳は年齢とおもに衰えていき、やがて聞こえなくなる。
きっと音を楽しめるのもあと10年かそこらで、年齢を重ねるにつれて時間の流れるスピードが速くなることを考慮に入れると、あっという間に終わってしまう。

音質を左右する要素となるのは、およそ次のようなものだろう。

・スピーカー(orヘッドフォン)
・再生ソフト
・DAC
・コンテンツ

1番目はいいとして、2番目の再生ソフトが音質に与える影響は大きい。
この事実は、メディアプレーヤーで音質が劣化するという一連の記事で認知度が向上したことだろう。
記事の内容を一言でいえば、DirectsoundよりWASAPIやASIO再生の方が音がいいというものだ。
だからWASAPIやASIO再生に対応している再生ソフトを選ぶ必要がある。
まあ自分は個人的には、Directsoundであっても「劣化」と騒ぐほど劣化はしていないと考えている。
確かにぱっと聞いてすぐ分かるレベルの違いはあるけれども、だからといってDirectsoundがそこまで糞音質かと言えば、そうでもないような…。

そもそも音質はよければよい程、良い事なのか。
自分でもよくわからなくなってきている。

音質は3番目に記載したDACの影響を受ける。
例えばAK439x系はAK4620系よりも音が良いとされている。
実際、AK439xの音はいいと思う。
音の解像度ははっきりくっきりしてるし、聴いてて音が気持ちいい。
ただしそれでいいのか、という気持ちが芽生えはじめている。
例えるなら、すごく美味しい酒の肴を見つけて、酒が美味しくて止まらなくなってしまう時のような。
普通であれば「良かったね」で済む話かもしれないが、個人的になぜかふとした時に不安感のようなものに襲われてしまう。
もし気持ちよく音楽を聴いてて、それが突然途切れてしまったとしたら、きっととんでもなく落ち込むだろうなと。
そう考えると、制約のある環境にそこまで依存していいのだろうかと思ってしまう。
それにAK439x系の音はオンボードに搭載されているようなオーディオカードとは明らかに次元の違う音がする。
それはもちろんAK439xの良い面ではあるんだけれど、それでは一般的には気持ちを他のみんなと共有出来ないだろうなと。
例えばこの曲の些細な音を聞き取れたとしても、その音を認識しているのは少数派なんだろうなと。
そうした意識がふとした瞬間、寂しい気持ちに発展してしまう事があるのだ。

そういう訳で、AK439xよりも価格面で訴求力のあるAK4620を搭載したオーディオインターフェースで聴いてた方が気楽だ。

例えばアニメを見る時、音声がWASAPIであることは必須ではない。
変に気を遣うより、OSに標準搭載されているメディアプレーヤーで気兼ねなく見ればいいじゃない。
最近はそう思うようになってきている。

AK4620であっても4番目のコンテンツがよければやっぱり良い音だと感じる。
オンボードの音よりもちょっといい位が自分には合っているのかもしれない。
あれ以上の音を求め続けるのはマニアックな領域に入ることがあるし、疲れてしまう。
by nochoice1 | 2014-06-25 02:00 *
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The Original by Sun&Moon