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脱力
2007年 11月 25日 *
パソコンが壊れてしまった。
パソコンがなくても生活はできるだろう。
が、部屋にはテレビもオーディオもなく、することが何もなくなってしまった。

新しいパソコンを買うために近所のインターネットカフェに行った。
引きこもりだのニートだの難民だのと話題になるけど、言葉として認知されるまでには時間がかかる。
新聞の記事になるよりずっと前から引きこもりもネットカフェは存在していた。
「今」を捉えるのに、新聞やテレビを見ていたのでは遅い。

考えすぎるのは止めようと思った。
変なことしても命まで取られることはないと言い聞かせた。
人の日記やブログを読んでいると、意図していないのに知っている人に出くわすことがある。
1度くらいならただの偶然で済むかもしれない。
(道端で偶然知人に会うことは少ないのに。)
ということは、僕の知っている誰かがこのブログを発見することも十分あり得る訳だ。
もちろん本名など書いていないのが普通だから、他のことで「この人と言うしかない」と判明する。
僕はそれが嫌で、他人に本人を特定されないよう工夫していた。
詳しくは書けないけど、文章の暗号化のようなことをしていた。
でも、考えすぎに起因する無駄な努力は止めようと考えている。
たとえ特定されたとしても、命まで取られることはないから。

2年ぶりにネットカフェに行って、自分がかつてネットカフェ難民だったことを思い出した。
じゃあ今のこの生活はなんて呼ぶのか。適当な言葉が見つからない。
今年の冬は越せると思う。まあ去年も同じようなことを言っていた気がするが。
ただ5年後とかになると自信はない。
5年後、世界はどう変わっているだろう。

今を示すキーワードはドル安ではないだろうか。
こう書くとドル円のことを想像されてしまうかもしれないが、できればユーロドルの上昇を見て欲しい。
ユーロドルの方が世界的な取引量は多く、ここは日本だから交通事故も政治問題も日本やその周辺に関することが大きく取り上げられるけど、世界からしてみたら円よりドルやユーロの方が中心なのだ。
今起こっているのはサブプライム発の信用収縮懸念。
サブプライムは証券化され、誰が負債を抱えているかわからないため、お互いに疑心暗鬼になっている。
例えば庶民の視点で考えると、銀行が身近に潰れるなら、顧客はどの銀行に預けたらいいかわからなくなるだろう。
あの銀行はA,B,C…にお金を融資していて、もし融資先が潰れたらお金を回収できなくなって、そうしたら銀行も潰れるのではないか、といった不安。
それが金融機関同士の中で起こっていると考えればいい。
この国が無法地帯になんてならないけど、今より生活レベルが下がる事態は十分想定される。
5年後まだ僕が無事だったら、世界がどうなったかを見てみたい。

最近思うのだが、綺麗事ばかりで物事は成り立っていないということ。
動物の世界に見られるような弱肉強食の装置が見え隠れしている。
弱肉強食には正しいとか間違っているといった解釈を入れる余地はない。

僕達が思い描くのは理想。
理想は現実とは違う。
違うからこそ、理想を思い描いている。
20何年間か生きてこれて、十分だと思う。
弱肉強食だけの世界なら、僕はとっくに死んでいたはずだ。

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9月17日、英住宅金融大手ノーザン・ロックの取り付け騒ぎで英政府は全預金保護を表明。写真はキングストンにある同社支店前で列を作る顧客(2007年 ロイター/ Alessia Pierdomenico)
by nochoice1 | 2007-11-25 16:16 *
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The Original by Sun&Moon