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2005年 12月 27日 *
夜空に輝く星の光は、今輝いているように見えるけど、実際は何年も前の光を見ているに過ぎない。
もし宇宙の何億光年も先が見える望遠鏡が発明されたら、宇宙の誕生さえ見られるかもしれない。

TVで『オーロラの彼方に』を見た。
オーロラの見える年に30年前の父親と無線で交信出来るという設定は、なかなかいいアイディアだと思った。
しかし物語の後半殺人犯を捕らえる事に終始してしまったのは勿体ないと感じた。
物語のアクセントとしてミステリーを加えるのは必要だと思う。
だが例えば、料理に同量の塩と砂糖が加えられていたら、食べる側は一体どっちなんだかわからなくなってしまう。

期間限定で家族と交流出来るという点は、『いま、会いにゆきます』と設定が似ている。
でも『いま会い』は、過去を操作して未来を変えようなんて事はせず、結局愛する人は死ぬ運命からは逃れられないんだけど、相手を思い合う気持ちはくっきりと浮かび上がっていた。
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2005年 12月 18日 *
こう寒いと外に出る気がしない。
っていつもか。寒さのせいにしてはいけない。
でも冬は精神的に暗くなる事が多いと感じる。
東北地方の自殺率が他地方に比べて高いのは、寒い気候のせいかもしれない。

普段気力が出ない分、外出したいと思った時を逃してはいけない。

昨日、ちょうど外出しようと思った。
でも車のエンジンが掛からなかった。
原因は、車にしばらく乗っていなかったせいでバッテリーがあがっていたから。

気分に浮き沈みはある。

だが浮いている時の方がむしろ危険だ。
浮いている時は沈む事なんか考えもしない。
上の方しか見ないのだ。
それが些細な事をきっかけとして一気に崩れ落ちる。

土曜は何も出来なかった。
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2005年 12月 14日 *
いつか金融関連の話題を書こうと思っていたが、なかなか書けずにいる。
そうこうしているうちに日経平均は15,000円を超えたり、システムトラブルによって名証の取引がストップしたりした。
そして、12月8日にはみずほ証券による発注ミスが起こり、この件も新聞やテレビ大きくを賑わせた。
今日はみずほ証券誤発注について触れてみたい。

今回発注ミスが起こったのは、東証マザーズ市場に新たに上場する事になった、ジェイコム株式会社の新規公開株(IPO)。
株式を新規に公開するという事は、オーナーやその家族など少数の特定株主のみが株式を保有する状態から、不特定多数の投資家に広く販売し、株式を流通させる事である。
企業が株式を新規に公開するには、まず公募・売出しを行い、公募価格にて株式を購入する意志のある投資家を募集し、株式交付を抽選によって行う。
その後新規公開株は、上場日に証券取引所にて取引される。
その際、事前に公募価格にて株式を購入しいた株主は売却が可能となる。
また新規公開株が上場日につけた最初の値段を初値といい、初値は株の今後の値動きを予想する上で重要である。
初値は公募価格を上回る事が多く、例えば1997年11月4日に上場を果たしたヤフーは、公募価格70万円に対し200万円の初値がついた。

株式の売買注文は現在値を基準として行われる。
例えば現在値100円の株があったとすると、その株を101円で売りたい人と99円で買いたい人がいて、101円の買い注文が成立した際、現在値は1円値上がりし、101円となる。
取引時間中は、株価は売買注文が繰り返される事によって形成されていく。
このような売買契約締結方法をザラバ方式と呼ぶ。

では取引開始直後には、株価はどのように形成されるのか。
現在値がないため、その株を150円で買いたい人もいれば、50円で売りたい人もいる。
このような単純な場合には、株の価格を100円とすれば売り手・買い手ともに満足するが、実際には何百もの売買注文がバラバラの値段で入っているため、取引開始時の始値は価格や数量を板の上で突き合わせ、それぞれの注文を合致させた後に決定される。
このような売買締結方法を板寄せ方式と呼ぶ。
但し、取引所は前日の終値を基準とした値幅制限を設けており、その制限幅を超えての注文は成立しない。
例えば前日終値100円の株があったとすると、30円の買い注文は受け付けてもらえない。
どんなに値下がりをしても50円まででストップなので、50円の買い注文までしか成立しない。

ではジェイコム株の場合はどうなのか。

12月8日、ジェイコム株の最初の取引が開始される。
最初に取引が成立したのは9時27分。
初値67万2000円がつき、1776株の売買が成立。
1分25秒後の9時29分、みずほ証券の自己売買部門のディーラーが61万円で1株売りとする所を、1円で61万株売りとしてしまった発注ミスに気づく。
注文取り消し作業を3回試みたが失敗。
9時30分、株価は公募価格を割り、ストップ安の57万2000円に到達。それに至るまでの出来高8479株。

上記のように、前日終値が存在しない新規公開株の場合、寄り付き前の注文には値幅制限がない事がわかる。
1円で売りでもいいし、100万円で売りでも良かった。
但し初値がつくと、初値を基準として値幅制限が設けられる。
初値67万2000円に対するストップ安は57万2000円で、ストップ高は77万2000円である。
よって、みずほ証券によるジェイコム株の1円61万株の売り注文は、8479株の買い注文を消化した後、57万2000円で60万株の売り注文として残った。

9時31分 ヤフー掲示板にジェイコム株60万株の売り注文が誤発注ではないかとの書き込み。
9時37分 みずほ証券が60万株の売り注文を戻すため、47万株の買い注文。
9時43分 ジェイコム株がストップ高の77万2000円をつける。
10時20分 ジェイコム株が再びストップ高77万2000円に到達。(それ以降、売買は15時大引けまで成立せず。)
10時30分頃 みずほ証券が発注ミスの件を大株主のみずほコーポレート銀行と農林中金に連絡。
10時46分 ラジオNIKKEIが日興コーディアル証券株の急落を受け、ジェイコム株を誤発注したのは日興コーディアル証券だったのではないかという憶測が流れているとの記事を掲載。(12時14分、記事が誤りであったと発表、日興コーディアル証券の株価は値を戻す。)
14時22分 ロイターが野村証券と大和証券グループが今回のジェイコム株誤発注とは無関係であるとコメントしていると発表。
15時00分 東証取引終了。ジェイコム株上場初日の出来高は発行済み株式総数14500株の約50倍の70万8124株。
15時28分 ロイターが三菱UFJ証券やみずほインベスターズ証券、岡三証券、ドイチェ証券、ゴールドマン・サックス証券、イー・トレード証券が今回のジェイコム株誤発注とは無関係であるとコメントしていると発表。
16時36分 みずほ証券がジェイコム株の発注ミスを公表。
23時36分 福田真(みずほ証券社長)が東証で記者会見。関係者に多大な迷惑を掛けたことを深くおわびすると陳謝。

みずほ証券は61万株売り注文を出したものの、注文ミスに気づき、その後クロス注文を入れる事によりジェイコム株を買い戻している。
しかし全てを買い戻す事は出来ず、9万6236株は他の投資家や証券会社に渡る結果となった。
よって、みずほ証券は9万6236株を取引の4営業日後の12月13日までに買い手に引き渡さなければならなくなった。
だがそもそも、ジェイコム株は14500株しか発行されておらず、ないものを引き渡す事は不可能である。
すると、みずほ証券の注文は無効とするしかないのだろうか。
いや、一度成立した注文が無効となる事は資本市場においてあり得ない。
一度成立した売買契約は必ず執行されなければならない。
ではどうするか。

株券の代わりに買い手に現金を渡し強制決済させる方法が検討された。
但しこの方法の場合、ジェイコム株に相当する現金をいくらで決済させるかという問題が出てくる。
みずほ証券の福田真社長が8日深夜の会見で、損失額は現時点で確定している270億から1000億円まで膨らむ可能性があると述べたのは、実際には存在しない株をいくらで決済させるか決まっていなかったためだ。

12月12日 証券決済を担当する東証子会社の日本証券クリアリング機構は、天災などの緊急時に適用する「非常措置」の規定を史上初めて適用し、同株の買い手に対し、1株91万2000円で強制的に現金決済すると発表。
ジェイコム株の8日終値77万2000円より14万円高い金額での決済が決まった事により、みずほ証券の損失額は約400億円となった。

今回の件でみずほ証券や東証の責任が問われ、不明点も明らかになっていくのだろうが、現段階における筆者の疑問点を挙げておく。

1.なぜ東証は12月8日みずほ証券が誤発注をした当日に売買停止措置をとらなかったのか。
 12月8日はみずほ証券による誤発注がなされ、異常な株価が形成されていた。
 にもかかわらず、売買停止措置をとらず取引を大引けまで継続させたのはなぜか。
 また、これによって損害を被った投資家に対してどう補償するのか。

2.なぜ東証は発行株式以上の売り注文を受け付けたのか。
 発行株式以上の売り注文は、理論上成立しないはずの注文であり、その注文を受け付けた事が、今回の誤発注に繋がったと言える。
 本来成立しないはずの注文が成立した原因は何か。

3.自己売買部門において株価操縦は常態化していたのか。
 発行株式以上の株の売り注文が出せるという事は、売り注文を大量に出す事によって株価操縦が可能である。
 そのような違法な株価操縦行為が自己売買部門において常に行われていたという事はなかったのか。

4.61万円で1株売りとする所を、1円で61万株売りとしてしまったというのは本当なのか。
 入力ミスの要因は様々ある。
 株式の銘柄名称は紛らわしいもが沢山あるし、また発注する数量の桁数も銘柄によって異なる。
 ディーラーとはいえ、売りと買いを間違えて発注してしまう単純ミスを犯してしまう事さえある。
 当初、61万円で1株売ろうというのは誤りで、1円で610株を売ろうとしていた可能性はないのか。
 そうすれば、610株売りを610千株売りとしてしまう、単純な桁違いミスで説明がついてしまう。
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2005年 12月 12日 *
僕が幼い頃、父は週末に近所の公園や美術館、地方の観光名所など、色々な所に車で連れていってくれたらしい。
感受性の豊かな子に育って欲しいと、父はそう願っていたのかもしれない。
僕が大人になった今、幼かった頃の事を思い出す事が出来ない。
その頃の記憶は、思い出したくても思い出せない。

僕は車の後部座席に横になりながら、窓から流れる景色を見ていた。
意識がぼんやりしていた。
妙な感覚があった。
僕は夢をみているのだとわかった。
父が僕をどこかに連れていってくれているらしかった。

しばらくすると、僕は自分の部屋のベッドで横になっていた。
父のドライブからは帰宅していた。

部屋の様子を見ると、まるで違っていた。
ここが僕の部屋である事は間違いないのだが、僕の部屋ではなかった。
周りに置かれてある物が、僕の物ではなかった。
よく見ると部屋の内装も違うし、カーテンの柄も違う。
でも全く見覚えがないという気がしないのが不思議だった。

この部屋は僕が付き合っていた彼女の部屋に似ていた。
そういえば周りに置かれてある物は彼女の持ち物だった。
でもなぜ彼女が僕の部屋で生活をしているのかわからなかった。
まあどうせ夢なのだから、これ以上考えるのはやめた。

でも不思議な事がもう一つあった。
さっきから僕が思ったように体が動かせないのは、夢のせいだろうと考えていた。
しかしぼんやりとした感覚は、徐々にではあるが現実味を帯び始めていた。
この現実感は一体どこから来るのか。
ひょっとしてこれは夢ではなく、現実ではないだろうか。
そう考えてみた。
この考えの通り、これが現実だとしたら、僕は今何をやっているのだろう。なぜここにいるのだろう。
わからない。
自分の過去の事すら思い出せない。
やはりこれは夢なのだ。

でも妙な現実感の事が引っかかっていた。
こう考えてみた。
もし、僕が事故か何かに遭って、長い間意識を失っていたのだとしたら。
過去の出来事が思い出せない事は納得出来る。
すると、今見ているものは現実なのだろうか。
今までずっと夢だと思って見てきたものは、現実だったのだろうか。
長い間、父は、意識を失っていた僕に色々な景色を見せてくれていたのだろうか。
ちょうど今日みたいに。

徐々に現実の事を思い出してきた。

以前、彼女が僕にこう言った事がある。
あなたが車椅子になったとしても、ずっと好き。
その時は、なぜ彼女がそんな事を言うのかわからなかった。
僕が事故に遭うなんて全く想像出来なかったからだ。
けれど僕が今見ているものが現実だとすると、彼女が僕の部屋にいる理由がわかる。
彼女が僕に言っていた事は本当だったとしたら。

次に嫌な感覚を思い出した。
現実の辛さだった。
生きていくのが苦しかった。
これからもずっと苦しみ続けるのだろう。
頭の中にある考えが浮かんだ。
このまま起きなければ、辛い現実と立ち向かわなくて済むかもしれない。
現実は夢になるのだから。
僕はこのまま意識を失った人間になろうと考えた。

その時、部屋の扉が開く音がした。
彼女が部屋に入ってきた。
彼女は座布団に座り、リモコンのボタンを押してテレビをつけた。
しばらくして、彼女は何か言い始めた。
よく聞いてみると、テレビに出演しているタレントに向かって何か言ってるらしかった。

テレビ番組は出演者に対してこんな質問をしていた。
A.仕事面で実力があり、周囲からの人望も厚い人
B.仕事はイマイチだけど、自分と性格がピッタリの人
あなたが結婚するなら、どちらのタイプ?

彼女はテレビに向かって答えていた。
僕はショックを受けた。
彼女が出した答は、僕が想像していた答とは違っていたからだ。
彼女は僕の事が好きなのだと思っていた。
それは、僕の勝手な思い込みだったのかもしれない。

まだ間に合うだろうか。
僕は彼女の目を見ようとした。
「実力はないかもしれないけど、これからがんばるから。だから僕と結婚して下さい」
そう伝えようとした。
だが言葉が口から出て来なかった。
また体を起こそうと全身の力を入れてみたが、体は動かなかった。
それから何度も体を動かそうとやってみたが、やはり体は動かなかった。
それでも気持ちだけは伝えたかった。

思い切り息を吸い込んで吐いてみた。
何度も深呼吸した。
次こそ言おうという気で声を出そうとした。
「あ」
やっと声が出た。

彼女は振り返って、僕のいる方を見た。
彼女は驚いたような顔をしていた。
その後しばらくして、彼女は頷いた。
僕はなぜ彼女が頷いたのかわからなかったけど、嬉しかった。
僕はほとんど動かせない体で、彼女をきつく抱きしめた。
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2005年 12月 06日 *
いつも暗い事ばかり書いててすみません。
よく考えてみたら、僕は周りの友達や後輩に対しては明るい事を言ってます。
特に、悩んでたり落ち込んでたりしている人に対しては、明るい事だけ言います。勇気づけようとしてしまいます。
でも後になって、自分が言った事は本当に正しかったのかとか、世の中は僕が言う程明るくなかったんじゃないかとか、変に勇気づけてもどうせ絶望を与える事になるんじゃないかとか、色々考えてしまいます。
口当たりのいい台詞で一時的にその場をしのいでも、相手とっては害にしかならないからです。

しかしそうであったとしても、相手の力になりたいという気持ちは湧いてきます。
それはきっと、自分が多くの人に支えられているからなのだと思います。
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2005年 12月 04日 *
あの日から、僕は人から嫌われない人間になろうと考えた。
人から好かれるのは決して難しい事じゃなかった。
自分を犠牲にすればいいだけだからだ。
でも少しやり過ぎた。
正直に言えば、最後には笑いたい。
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2005年 12月 04日 *
生きるか死ぬか。
その事しか考えられない。

子供の頃、好きなように生きた。
したい事をした。言いたい事を言った。
負ける事が嫌いだった。周りの奴を打ち負かしてやった。
ある日、ある奴がこう言った。
「俺はお前の事が嫌いだ」

敗者は死ねばいいのか。
現実は考えるよりも前に突きつけられる。
敗者は死ねばいいのか。
敗者は死んでいる。
勝者は敗者を追いやったのか。
敗者は生きていけない。
勝者にならなければ自分が死んでしまう。
戦うしかない。
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2005年 12月 01日 *
相手の合意が得られると共感してくれていると勘違いしたりとか、対立した時は「この人は僕のために言ってるんだ」なんて理由をこじつけて納得したり。
自分にとって都合のいい解釈を作り上げて、それを信じるようになる。
そんなものは幻想に過ぎないのに。
人はそれぞれ違うのだから、意見は相違して当然なのに。
分かり合うなんてあり得ないのに。
そうとわかっていても、信じないと不安で明日を生きられない。
だから喜びと失望を繰り返してしまう。

ルールに自分を合わせるのは簡単。
それによって対価を得るのも簡単。
しかし自分の思った事を相手に伝える事は難しい。
いや、きっと無理なのだ。

真理なんてない。
それだけで全ての事を説明出来ないから、いつだってブレが生じる。
そして細かい修正の繰り返し。
真理には永遠に辿り着けない。
もし辿り着いたとしても、そこでまた新たな疑問が生まれてくるのだろう。

喜びと失望の日々を是とするなら、信じる事は正しい。
誰もが明日を生きるために何かを信じている。

僕には耐えられなかった。
生きようとするのが辛かった。

明日死んでもいい。
そう思うと心が軽くなった。
死を早めているのにもかかわらず。

僕にとって絶望は無そのもので、死んでいるようなもので、絶望の先に死があるのではない。
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The Original by Sun&Moon