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2011年 01月 30日 *
こんなゴミ溜めみたいなところからはやく抜け出したい。
どうして毎日毎日、気がつくと抜け出せないところまで足を取られていて。
何か別のことを考えて気を紛らわせなきゃ。
空想でも、煩わしい雑音でも、鬱陶しい人混みでもいいから。
この世に存在する不必要なものは、僕にとって全て必要。

はやく抜け出したい。
抜け出さなければならない。
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2011年 01月 25日 *
定期的に親が俺の私物を漁って困っている。
「これ要るの? 要らないの?」
放って置いて欲しい。
要るからそのままにしてあるのだし、要らなかったら自分で捨てる。

久しぶりに実家に帰ってきたら、また親が俺に一つの箱を差し出してきた。
「これ何?」と親に問い詰められた。
その箱を見た瞬間、顔からじわっと嫌な汗が流れた。
「詩集だよ」
と俺は素っ気無く答え、親から箱をひったくった。
親が勝手に中を見ていなければいいが。

"詩集"と答えたのは、あながち間違いではない。
箱の中には彼から俺に宛てた手紙が幾つか入っていた。
その他に彼の詩集が含まれていた。
自分宛てに書かれた手紙は読まれたくなかった。
その手紙は直筆で書かれたものであり、同時に、彼の遺言のようなものだった。
状況を知らない人間が読んだところで、内容を理解できるはずがない。
俺は箱の存在のことなどとっくに忘れてしまっていた。
だが、親がその封印を解いた。
俺は箱の中の詩集を手に取り、ページをめくった。
2ページ目にはモノクロの彼の写真が載っていた。
そういえば彼はこんな顔をしていたっけ。
俳優のような2枚目ではなかったが、顔の骨格に少し特徴があって、こうしてモノクロ写真にしてみると詩人っぽさがない訳ではない。
遺言が届いたのは、彼が自殺してしばらく経ってからだった。
彼は交流のあった人間の一人一人に遺言を書いていたのだろうか。
そうだとすればかなりマメな人間だ。
俺が彼の詩集を持っていたのは、彼の詩が好きだったからだ。
また他にも幾つか舞台公演も手がけており、当時のパンフレットは箱の中に収められている。
舞台を見に行く人間は人口比率からいったら少ないだろうが、彼の脚本は静かな人気があり、芸能人も密かに見に行くくらいだった。
彼は俺にとって特別な存在だった。
最初に彼の存在を知ったのはインターネットだった。
俺は彼の書く詩が気に入り、詩集を購入した。
だが彼のことを色々調べていくうちに、彼が同じ大学に通う学生であることがわかった。
彼の学生時代はどんなだったかを書くとキリがなくなるので要約すると、授業にはあまり出ていなかった。
というか、授業があまりにつまらな過ぎた。
居酒屋の新規オープンを手伝った。
だがその居酒屋は2年後に潰れ、当時のメンバーは店長と彼の二人しか残っていなかった。
最後のチャンスとばかりに二人でもう一度小規模な居酒屋を立ち上げた。
その店はギリギリながらも何とか経営できていたようで、もう一人店を手伝ってくれていた女性がいるのだが、彼はその女性に恋をした。
彼女は、性格が明るくてスタイルも良かった。
だが彼の気持ちのことなどまるで気にしていない様子だった。

その他彼がしたことといえば、学生組合に参加した。
参加した、といってもその組合は彼本人しか所属していなかった。
この大学には二つの主要な組合があったのだが、そこでなぜか彼は主要な対立する組合の間に挟まれ、仲裁役として動いていた。
俺からすると、なぜそんな何の得にもならない活動をしていたのか不明だったが。
他にも彼は沢山のことをしたが、なぜ彼がそうするのか分からない部分も多かった。
大学を卒業して何年か経過して、彼が死んで、結局彼の人生は何だったのだろうかと今になって思う。
詩集を出すくらいだから、多少の自己顕示欲はあったのだろう。
しかしなぜ、人並の青春時代を過ごしただろう彼が死を選択したのか。
直筆の遺言には静かに淡々としていて、しかしその奥には固い決意が感じられた。

心の中のもやもやしたものを取り除くため、俺は彼の実家に行ってみることにした。
確か彼は裕福な生まれで、家も広くて立派だったはずだ。
彼の家に着いてみると、やはり家屋は大きかった。
だが実際家の中に入ってみると、中はきれいに片付けられていた。
家には彼の母親と女中がいた。
どうやら引越しをするらしく、ちょうど引き払う寸前のようだった。
彼の母親の話を聞くと、もうすぐこの家は市の資料館になるとのこと。
なるほど、やはりこの家には歴史的な価値があるらしい。
なんでもかんでもお金に換算するのではなく、歴史的資産として保存する姿勢には好感が持てる。
これが俺の住んでいる町だったら、すぐに取り壊されていただろう。
そうして統一感のない殺伐とした風景が量産されていく。

俺は畳の上に腰を落とし、そこから見える庭を眺めた。
掃除した後だけに、畳には塵一つ落ちていなかった。
外の光が畳に反射して部屋の中はほのかに明るかった。
彼の母親と女中さんは部屋に残っているものを整理していた。
「もし要らないものがあったら引き取りますよ」
俺はそんなことを言った。
というのも先程、彼の所有していた銀塩カメラが幾つも無造作に転がっているのを発見したからだ。
彼は写真の趣味も持っていた。
あわよくばカメラを貰えるのではなかという邪な期待があり、そんな提案をした。
彼の母親と女中さんは部屋に飾られていた日本人形を片付けていた。
彼には人形を収集する趣味もあったのだろうか。
あるいは、もしかするとその人形には歴史的な価値があり、市に寄贈するのかもしれなかった。
日本人形を片付け終えると、一番隅に置かれた人形を片付けにかかった。
今度は等身大の人形で、人間と同じ服を着た、人間そっくりな人形だった。
特に顔は化粧が厚く塗られているようで白かったが、人間のそれと同じなのではないかと思うくらい精巧に出来ていた。
皮膚の奥はまるでゾンビのように青白い色をしているのではなかと妄想した。
もう一つ気になるのは、その人形は直立しているものの、何本かのワイヤーによって吊り下げられている点だった。
彼の母親はその一本一本を裁ちばさみで切っていく。
そのたび、パチン、パチンと大袈裟な音が部屋に響いていた。
人形を固定していたものを全て取り除くと、人形はさも自分の力で立っているように見えた。
かつてこの人形は生きていて、今やっとその拘束具が外されたような。
実際、ぎこちなくその人形は動き出した。
ゆっくり、ゆっくり。
歩いていた。
その様子を確認して彼の母親は、手紙を取り出した。
その手紙には見覚えがある。
彼の交流のあった人物に宛てられた遺言だ。
母親はその手紙を読み上げた。
「君が眠りから覚めた時、僕はこの世にはいないだろう。そして今、君には僅かな時間しか残されていない。
 歩くだけでも苦痛で、ほとんど声も出せない。君へのこのような仕打ちをどうか許して欲しい。
 勝手な言い分かもしれないが、できればこの絶望的な状況をどうか笑い飛ばして欲しい」

彼女は言った。
「部屋を暗くして」
ほとんど消え入りそうな声で。
彼の母親は、望み通り部屋を暗くした。
彼女はゆっくりゆっくり歩いていき、ようやく台所に着いた。
どうやら彼女は料理を始めるらしかった。
残された時間は僅かなのに。
ひょっとして、彼に食べさせてあげたかったのだろうか。
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2011年 01月 19日 *
今日はアナログシンセをいじって1日が終わった。
というか、いつもの日常か。
曲はまだできないけど、音楽ってアイディア一つあれば、いくらでもそこから膨らませられるんじゃないかと素人ながら思った。

110119.mp3
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2011年 01月 18日 *
人類がまだ月に足を踏み入れていない時代、月の写真を持ち帰ることは夢のあることだったと思う。
自分の思い描いたイメージをそのまま絵や音楽にできたらどんなにいいだろう。
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2011年 01月 17日 *
風邪が完治できない。
インターネットで見つけた文章に共感することがある。
ということは、どこかに自分と同じ考えの人がいるということか。

曲を聴いた時に、いい曲だな、とか気持ち悪い曲だな、とか何らかの印象を持つものだと思う。
すごくいい印象を持てる曲もあれば、全く記憶に残らない曲もあって。
「音質」はそれにあまり影響しないのではないかと考えられる。
音質の面だけからすれば、10年前より今の方が優れているに決まっている。
にもかかわらず10年前の曲の方がいいことがある。
例えば携帯電話の着信音にしても、販売停止モデルと比較した場合の現行機種の音質良さを感じ取る人がどれだけいるだろう。
「音質」に意識を集中すればわかるとしても、無意識の状況だと意外と気づかないのではないだろうか。
DTMを始めてすぐの時期はどうしても音質に目が行ってしまうけど、人の印象を決めているのは「音質」が全てではない。
いやむしろ曲調の方が大きなウェイトを占めているのではないだろうか。

ジェットコースターに乗った時みたいに頭がぐるんぐるん回ってて、あまり書ける状態ではないのだが、書き進めようと思う。
風邪の症状が酷いとベッドの中でじっとしていることがかえって苦痛になる。
起き上がって壁に寄りかかったりしながら何とか過ごす。
鬱の時と同じだ、と思う。
うつ状態というと、何もできない状態のことだと思われがちだが、その半分は当たっていて半分は間違っている。
なぜなら、うつが酷いと何もしない状態がかえって苦痛になり、夜の街を徘徊したり意味も無く喫茶店で長時間過ごしたりする行動に出るからだ。
酷い状況を経験すると「生きる」ことの概念が根底から覆される。
単に「生きろ」とか「生きていれば何とかなる」とか相手にアドバイスすることがどんなに無責任なことかを実感する。
映画のエンディングで病気が治れば興行的に都合が良いのかもしれないが、現実は違う。
考えがひねくれているかもしれないが。
相手が病気なのに第三者が「大丈夫」とか言って聞かせるのはおかしいと思うだけ。
やっぱりひねくれてるな。
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2011年 01月 15日 *
新年早々風邪をひいてしまった。
ツイッターの使い道がいまいちわからない。
共感が欲しい訳ではないのでブログの方が書きやすい。誰も読んでないだろうし。

音楽の話をしよう。
まずここ10年くらいのゲームに使われてるBGMはローランドやヤマハの音源を用いて作られている。
人の生演奏ではなく機械によって人工的に生み出された音。
それを打ち込んで一つの曲に仕上げている。
プログラミングみたいに。
人工的な音はサイン波などを合成して作られるが、実は自然界の音を含む全の音はサイン波に分解できる。
つまり、人工的な音に処理を加えることで、どんな音でも作り出すことが可能である。理論上は。これは驚くべき発見だ。
頭が痛いのでもう寝よう。
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2011年 01月 08日 *
今日は試しにあるゲーム音楽を作ってみた。
元はゲームボーイのゲームなんだけど、ゲームボーイだと割と単純な構造をしているので、すぐに作れるかと思って。
でもDAWの操作方法に慣れていない自分はかなり苦戦した。
いまだに音符をコピーするにはどうすればいいの?っていうレベルなので…。
今回は3トラックしか使ってないんだけどね。
今後も沢山トラックを使った曲をやりたいとはあまり思わない。
そうなると、一つ一つの音色が大きなウェイトを占めてくる。
今は様々な音源のプリセットを聞いて、どんなものがあるか味見している段階。
色々な音を使いこなせるようになりたいな。

0108.mp3
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The Original by Sun&Moon