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2014年 06月 30日 *
やはり同じAK439xシリーズのDACであるにもかかわらず、AK4393とAK4396は音の傾向がかなり異なる。
昨日はAK4385とAK4393の中間の音だと書いたが、今から思えばそれは適当でない表現だった。
AK4393とAK4385が全然別物のように、AK4396もまた別系統の進化を遂げた今までと異なるDACと言える。
また音が湿っているので単純比較は難しいが、解像度はAK4393と同等かそれ以上に高い。
それでいてAK4393のように聴いてて疲れる感じはしない。

AK4396の出音の傾向として連想するのはドルビーサラウンド等のシアター系サウンドだ。
AK4393が平面的にアプローチしているのに対し、AK4396は空間的アプローチをしている。
これにより場面によっては音に高級感を出すことに成功している。
あと目立つ所と言えば、AK4393のように音をぐいぐい押し付ける感じではなく、繊細に響かせる感じ。
金物系の音で比べてみると音の傾向の違いが分かりやすい。
そういった意味ではAK4396は素の音というより、綿密に計算された音と言った方がしっくり来る。
とはいえ、これだけの音を出すのだから、DACに2万円を支払うのも仕方ないかなと納得してしまう面はある。

自分は旧モデルのAT-HA25Dの音を知らないが、wolfsonを採用していることからすると、おそらく現行機種よりも汎用性の高いモデルだったのではないだろうか。
音楽、映画、アニメ、様々な音をそつなく鳴らせるオールマイティな所が旧モデルの特徴だったのではないか。
一方、AT-HA26Dはかなり特徴的な音がする。
音楽はジャンルによってはフィットしないかもしれない。

あとはやはり低音の響きをどう評価するかだ。
この影響によりAK4393では出来ていた、中音域を一気に勢いで押し出すような表現方法はAT-HA26Dには不可能である。
これも推測でしかないが、低音に関してはAT-HA25Dの方が上手く処理できていたのではないかと思う。
AT-HA26Dに関しては曲全体の印象を変えてしまうレベルまで調整されている感じがする。
キックの音は曲の印象を決める上で重要であり、これに違和感があると評価を厳しくせざるを得ない。
まあ万民受けするキックの音を作るなんて土台無理な話かもしれず、それならその部分は妥協して他の部分のクオリティに力を注いだ方がいいと考えることもできるが。
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2014年 06月 29日 *
SRC2496(AK4393)の音は解像度が高い。
音の傾向としてはクリアでかつ直接鼓膜に響いてくる感じ。
今まで聞こえなかった音が聞こえるといった発見もできる。
ただ情報量が多いのはいいのだが、ずっと聴いていると疲れてくるという問題が出てくる。
これは矯正視力を高く合わせると目が疲れてしまうのと同じで、短時間ならいいが、長時間のリスニングには不向きといえるかもしれない。

その解決策として、イコライザで音質を調整することを思いついた。
これにより、音の解像度が若干損なわれるが、AK4393なら丁度聴きやすくなるのではないかと考えた。
もちろん本来イコライザはこのような解像度を下げる目的で使用されるものではなのだろうが、まあこの際仕方ない。

こうしてAK4393の音質調整をしていると、徐々にSRC2496の挙動が怪しくなっていった。
デジタル信号が本体と同期せず、音が途切れ途切れになるという症状。
ネットで調べてみると、同じ症状で壊れたという報告が複数見られたので、どうやらこれはSRC2496の宿命らしい。
結局、SRC2496の寿命はそれ程長くなく、2年程度の短命に終わった。

という訳で、新しいDACを購入することにした。
オーディオテクニカのAT-HA26Dという、比較的CPの高そうな機種なんだけど。
購入する前は、DACに旭化成のAK4396を採用しているので、SRC2496と同系統の音が出るものと思っていた。

実際聴いてみると、音の傾向はかなり違っていた。
SRC2496(AK4393)が乾いた音とするなら、AT-HA26D(AK4396)は湿った音。
SRC2496(AK4393)が高音寄りなのに対し、AT-HA26D(AK4396)は低音寄り。
AT-HA26D(AK4396)はどちらかといえば、ローランドのオーディオインターフェースに採用されたAK4385やAK4620の系統に近い。

低音が目立つのは、何もAK4396だけの話だけではなく、ここ数年で発売される音響機器全般で感じることである。
業界にそうした流行りでもあるのだろうか。
自分は低音を強調した音があまり好きではないのだが、これはイコライザ等で各自調整すればいいのでそこまで問題視してはいない。

ただ自分は正直ローランドのオーディオインターフェースに搭載されているAK4385の音が好きではない。
音に膜が張ったというか、こもったようで、音が鳴ったような感じがしないからだ。
しかし解像度で言えば、AK4385よりもAT-HA26D(AK4396)の方が高い。
そう考えると、AK4396はAK4393とAK4385の中間のバランスが取れた音と言えるかもしれない。
良く言えば両者のいい部分を合わせ持った音であり、悪く言えば中途半端な音。

歓迎すべきなのは、この音ならSRC2496(AK4393)のような聴き疲れする心配も要らないだろうということだ。
また音にAK4393程のクリアさはないといっても、曲によってはその方が高級感が出たり、上品に聴こえることがある。
この感じは、何でも音を丸裸にしてしまうAK4393にはおそらく出せないだろう。
まあ何にしたって、時と場合によってオブラートに包んだ方がいい事もある。
もっとも、その高級感を出す為には、曲自体もそれなりの音質でなければならない。
邦楽メインという聴き方だとやはりAK4393の方が解像度が高い分、アドバンテージがあるかもしれない。
ただちゃんと完成した状態で世に送り出された曲を聴く限りにおいては、AT-HA26Dで聴くという選択は十分アリだろう。

また、もしSRC2496とAT-HA26Dのどちらを買うべきかと聞かれたら、いつ壊れるか分からない前者よりも、それなりに耐久性があり販売ルートも確立している後者の方が人に勧めやすい。
もちろん解像度を何よりも重視する人にはSRC2496を勧めるが。
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2014年 06月 26日 *
昨日、AK4620を使おうと決意したものの、早くも諦めてしまいそうだ。
やはりAK439x系の音は格が違い過ぎる。
AK439xは長時間の使用は聞き疲れてしまうかも知れない解像度の高い音なんだけど、短時間のリスニングならばやはりこれを使用した方がいい。
AK4620の音はどちらかと言えば、ローランドのUSBオーディオから出る音の系統に似ている。
やはりどんなに調整をがんばっても解像度的に厳しい。
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2014年 06月 25日 *
だからといって聞ければ何でもいいかというと、それも違う。
さすがに少しは選ぶ権利が欲しい。

特にデフォルト設定なのに低音や高音をやたら強調してくるプレーヤーは避けたい。
全然デフォルトちゃうやんかと。
小一時間問い詰めたい。

イコライザ機能である程度フラットにすることは出来ても、それだとバランスが整えられたというだけ。
本来の状態とは異なる。
どういう事かというと、ある音域の音を強調するということは、箱の中に無理やり物を押し込めるようなものだ。
スポンジであればギュっとすれば箱に収まるかもしれない。
だが曲は大抵の場合、ある定められた箱の中にきっちり収まる形で世に送り出されるものである。
当然、情報量がぎっしりつまっている。
そういう意味においては、形状はスポンジではなく硬い石みたいなものだ。
それを無理やり変形させると箱に収まらないので、切り刻んで収めるしかなくなる。
この状態から元の形に戻そうとイコライザでがんばって調整しても、かつての解像度は得られず、ぼやけた音になる。
なぜなら、先の過程で情報が切り捨てられてしまったからである。
要するに完成された状態の音をDACやプレーヤーが加工してしまうと、厳密にはユーザー側では元の状態に戻すことはできない。

自分が音を加工するタイプのプレーヤーを嫌う理由はこの辺にある。
だから、なるべくデフォルト状態で原音に近い音を鳴らしてくれるプレーヤーを選びたい。
AndroidでいえばWolfsonが候補にあがってくるだろうか。
最近買収されてしまったのが悔やまれるが。

繰り返しになるが、低音・高音を加工するタイプのプレーヤーの場合、イコライザでバランスを戻すと低音・高音の解像度は失われる。
逆に言えば、中音域の解像度は割と維持される。
なので、中音域重視の曲を聴く分にはあまり問題とはならない。
曲をミックスする時に各パートのレベルを上げるのではなく、下げてバランスを整えろと言われるのもこの辺の理屈が絡んでいるような気がする。
そもそも、電車の中で聞く事がほとんどの携帯プレーヤーに解像度を求める事自体がおかしい、と言われるかもしれないが。

ただ、売り上げの事を考えると低音や高音を強調した方がいいのかもしれない。
普通の人がぱっと聞いた時に「いい音」と思うのはそういう音だもんね。
普通の人は「音の解像度が~」とか考えないもんね。
でも自分みたいな素人だとイコライザで調整するのも一苦労なので、やっぱりフラットなプレーヤーがいいです。
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2014年 06月 25日 *
相変わらず時間があれば音楽を聴いている。
そりゃ焦る気持ちにもなるよ。
耳は年齢とおもに衰えていき、やがて聞こえなくなる。
きっと音を楽しめるのもあと10年かそこらで、年齢を重ねるにつれて時間の流れるスピードが速くなることを考慮に入れると、あっという間に終わってしまう。

音質を左右する要素となるのは、およそ次のようなものだろう。

・スピーカー(orヘッドフォン)
・再生ソフト
・DAC
・コンテンツ

1番目はいいとして、2番目の再生ソフトが音質に与える影響は大きい。
この事実は、メディアプレーヤーで音質が劣化するという一連の記事で認知度が向上したことだろう。
記事の内容を一言でいえば、DirectsoundよりWASAPIやASIO再生の方が音がいいというものだ。
だからWASAPIやASIO再生に対応している再生ソフトを選ぶ必要がある。
まあ自分は個人的には、Directsoundであっても「劣化」と騒ぐほど劣化はしていないと考えている。
確かにぱっと聞いてすぐ分かるレベルの違いはあるけれども、だからといってDirectsoundがそこまで糞音質かと言えば、そうでもないような…。

そもそも音質はよければよい程、良い事なのか。
自分でもよくわからなくなってきている。

音質は3番目に記載したDACの影響を受ける。
例えばAK439x系はAK4620系よりも音が良いとされている。
実際、AK439xの音はいいと思う。
音の解像度ははっきりくっきりしてるし、聴いてて音が気持ちいい。
ただしそれでいいのか、という気持ちが芽生えはじめている。
例えるなら、すごく美味しい酒の肴を見つけて、酒が美味しくて止まらなくなってしまう時のような。
普通であれば「良かったね」で済む話かもしれないが、個人的になぜかふとした時に不安感のようなものに襲われてしまう。
もし気持ちよく音楽を聴いてて、それが突然途切れてしまったとしたら、きっととんでもなく落ち込むだろうなと。
そう考えると、制約のある環境にそこまで依存していいのだろうかと思ってしまう。
それにAK439x系の音はオンボードに搭載されているようなオーディオカードとは明らかに次元の違う音がする。
それはもちろんAK439xの良い面ではあるんだけれど、それでは一般的には気持ちを他のみんなと共有出来ないだろうなと。
例えばこの曲の些細な音を聞き取れたとしても、その音を認識しているのは少数派なんだろうなと。
そうした意識がふとした瞬間、寂しい気持ちに発展してしまう事があるのだ。

そういう訳で、AK439xよりも価格面で訴求力のあるAK4620を搭載したオーディオインターフェースで聴いてた方が気楽だ。

例えばアニメを見る時、音声がWASAPIであることは必須ではない。
変に気を遣うより、OSに標準搭載されているメディアプレーヤーで気兼ねなく見ればいいじゃない。
最近はそう思うようになってきている。

AK4620であっても4番目のコンテンツがよければやっぱり良い音だと感じる。
オンボードの音よりもちょっといい位が自分には合っているのかもしれない。
あれ以上の音を求め続けるのはマニアックな領域に入ることがあるし、疲れてしまう。
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2014年 06月 12日 *



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The Original by Sun&Moon