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2016年 05月 12日 *
未だに「ウォークマン」で検索してこのブログに辿りつく人がいる。
sonyドメインからのアクセスもあったり…。
もう書くまでもないことだと思っていたが、ウォークマンの時代はとうに終わっている。
10年前なら比較記事を書く意味も少しはあったかもしれないが。
既にAppleによって他のメーカーのポータブルオーディオが駆逐されてしまっている。

iPodに搭載されているDACがWolfsonにCirrus Logicに変更されたのは、コスト削減のためと言われている。
だが、音質よりコスト削減を選択したのは、他社製品があまりに糞だから本気を出す必要がないという理由もある。
仮にSONYなどに代表される競合他社がiPodに肉薄する機種を出していたら、iPodも音質重視のモデルにシフトする可能性はあった。
だが家電量販店のAVコーナーを見てほしい。
iPod/iPhoneとの接続を売りにしている製品ばかりで、そこにはウォークマンのウォの字も存在しない。

ウォークマンに最初から期待してはなかった。
音質が糞でテンポもズレている欠陥商品を市場に流通させたこと。
専用ソフトがなければ曲を転送できない「縛り」を製品に課したにもかかわらず、専用ソフトの提供を打ち切ったこと。
最近は音質が良くなるメモリーカードを発売しているらしい。
お前らのするべきことは、音のいい製品を作ること。
それを棚に上げて「これを使えばよくなります」と売り出したところで、消費者から見れば詐欺師がまた何か言ってるくらいにしか聞こえない。
ある程度の規模の会社であれば技術者がいるものだと錯覚しがちだが、この会社は違う。
その結果、ユーザーから見向きもされないメーカーに成り下がってしまった。

某掲示板でも言われているように、Androidを搭載したスマートフォンの一部機種の音質はAppleのそれを上回る。
しかしそれに目を付けて製品化したとしても、Appleは音質向上の余力をまだ残しているので余裕で敗れてしまうだろう。
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2016年 05月 07日 *
そこまで音質を気にしなくてもいいのではないか。
あまり気にし過ぎると疲れてしまうよ。

例えば数十万円出して買うオーディオ機器の音が仮にいいものだとしよう。
そうした機器は、「いい音はもっと良く、悪い音はそれなりになる」特徴を持っていたりする。
それがいい音の定義だとすれば、更にいい音を目指すためには今度は数百万円の出費が必要になるのではないか。
つまり上を目指したらきりがなくなってしまう。

ヘッドフォンの評価でよく言われるのが、糞なヘッドフォンで聞いた後でなら、何を使ったって良く聞こえる、というのがある。
これは相対的な評価。
同じ商品で値段が安い方を選ぶのも相対的な評価の一種と言えるかもしれない。

一方で高級機でしか出せない良い音の側面も存在する。
それを音の絶対性と呼ぶことにする。
例えば高級機で音を出した時、体の中で音が駆け巡り、呼吸とともに抜けていく感覚。
これはある一定以上の音質でないと味わうことができない。

しかしネガティブな見方を敢えてするなら、「いい音はもっと良く、悪い音はそれなりに」聞こえる機器は、音源ソースの音質レベルの評価を難しくする。
悪い音源でも総じて良く聞こえてしまうから粗が見えづらくなる。
一方、粗悪な機材を使った際の音源ソースの評価は簡単だ。
悪い機材でも良く聞こえるソースは、高音質な録音がされていると言えるからである。

また原音を忠実に再現するタイプの高級機であれば、音源ソースの粗と常に向き合う必要がある。
そんな余計なことをする必要があるのかとたまに思う。
粗悪な機器を使えば、ソースの良い悪いのない、平和な世界でいられるのに。

これまで主にUSBオーディオインターフェースの第一印象を書いてきた。
ただ結局のところ、いくら御託を並べたところで、ユーザーがずっと手放さずに使い続ける機種がいい機種なのだと思う。
そういう意味で、現時点での機器に対する評価を書く事にも一定の意味はあると考えている。

自分は世の中に大勢いる素人の中の一人だが、時間の経過とともに気づいたこともある。
例えば1年前にここで書いた「再生プレイヤー側の音量を下げる理由」の認識は変わっていない。
むしろその意識がより強くなった。
アンプの音量ボリュームの示す方向によって音質の傾向はかなり異なる。
もちろんPCの再生ソフトウェアのボリュームを調節することで最終的に耳に入ってくる音量を一定に保った場合の話である。
再生ソフトウェアのボリュームを絞ればデータの情報量は落ちる。
一方でアンプのボリュームを絞れば音質が劣化する。
ここで両方の劣化を最小限に抑えるボリュームの位置が確かに存在する。

また言うまでもなく人間の体で評価する際の体調の変化も考慮する必要がある。
朝一番で聞いた時と仕事で疲れて帰ってきた時の聞こえ方は当然違ってくる。
昨日と今日で機材を同じ条件で音を出しても体調が同じとは限らない。
機材の音質を評価するのなら、体調の違いのことも考慮するべきである。

ここで想定される質問に自分なりの考えをまとめておく。

■DACを比較した際、WolfsonとAKMのどちらを選べばいいか?

まず断っておかなければならない。
DACは音質を決める要素の一つにはなっているが、決定的な要素ではないということ。
他の部品や回路によって音質は良いものにもなれば糞にもなる。
だからいいDACを搭載したからといって必ずしもいい音質になるとは限らない。

これまでのまとめ:
Wolfson WM8740を積んでいるのにDN-11221の音質は糞である。
AK4396を積んだAT-HA26Dの音質は、AT-HA25Dの後継機種であるにもかかわらず糞化した。
RolandがDTMユーザー向けに発売しているオーディオインターフェースはAKを積んでいるのに糞である。

これらの機種を使用する限り、DACの型番や製造元なんてことはどうだっていい問題である。
最高級のDACに差し替えたところで音質が等しく糞だからだ。

つまり最低限の回路設計や一定レベルのヘッドフォン等の環境が整った上で、はじめてDACの比較ができる。

それを踏まえた上で比較しようと思うが、ぶっちゃけDAC単体で大きな差はないというのが本当のところかもしれない。
なので強いて言うなら、という程度の話に思って欲しい。

AKM
音の輪郭・空間表現はともに高い。
以前も触れたことがあるが、AKMはWMに比べ音のアタックを正確に表現できるのは評価するべき。
音の持つ絶対性をこのDACは体現している。
この音は人生に一度は聞いておいて損はない。
このDACが高級機に搭載されるのはある意味必然。
また音の正確性から、DTM用のオーディオインターフェースに搭載されるのも頷ける。

WM
AKMが寒色とするなら、WMは暖色。音が柔らかい。キックの音の気持ちよさは格別。
WMは特有の旨み成分を含んだ音が出る。
それは世間一般で言ういわゆる「ノイズ成分」なのかもしれない。
しかし、ノイズだからといって短絡的に評価を下げる理由にはならない。
そういう音が好きな人だって世の中にはいるはずだからだ。
カメラに例えると報道写真のように正確さが求められる場面で活躍するカメラもあれば、日常で気楽に撮れるカメラもある。
自分は気楽に撮れるカメラも好きだ。
むしろそちらの方が好きかもしれない。
音に余裕がある分、包容力のようなものがこのチップにはある。


うーん、音のことは言葉で表現しづらい。
他の人が見たら大半は何を言っているかわからないかもしれない、
要するに一定レベルを満たした機器をその日の気分で変えながら聞けばいいですよってことです。

本来は2~3万円程度で買えるオススメ機種を紹介したいところだが、現行モデルではなかなかない。
そりゃ10万出せばあるだろうけど、そこまでいくと今度は音を聞く「気楽さ」が無くなってしまうように思う。
自分が探せていないだけかもしれないので、見つけたら書くことにしたい。
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The Original by Sun&Moon