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2010年 09月 18日 *
最近の関心事は、休日どのように時間を潰すかということだ。
休日何もすることがない。
会社の人に聞くと、だいたいの人は趣味に時間を使い、趣味がなくてもパチンコに行ったりして時間を潰している。
どのように時間を潰すか。
いつからかそう考えるようになり、物事に対する見方が少し変わった。

よくCDのレビューに「心に残るフレーズがなかった」と低い評価が与えられるのを見かける。
だが、心に残らないフレーズならずっと聞いていたい。
30分のテレビドラマも何も事件が起こらないものを見たい。
ずーっとぼーっと、感情移入することなく、静かに時間が過ぎていけばいい。
なのに、その期待は裏切られる。
作品は、安定→不安定を繰り返すからだ。
ずっと安定状態なら、飽きることがないのに。
予想できなかったものを目にする時、不安定になる。
知らない方がよかったことが沢山ある。
知らなくていいことを知ってしまった時、それ以降、新たに耳を傾けなければならない声が一つ増える。
そうやって絡まった声に縛られると何もできなくなる。
何を見ても疲れてしまう。
表面的にはこの世界は素晴らしい。
それを素晴らしいと思えなくなった時から苦痛がはじまる。

現代の流行りでいう「癒し」の究極の形態は「死」なのではないかと思う。
一方、成功者と呼ばれる人たちも、案外欲しいものを手に入れてはいないのかもしれない。
成功は誰かの妬みを生み、自分の存在を危うくする。
いずれにせよ、生きたまま安定を求めること自体、矛盾しているのだ。
# by nochoice1 | 2010-09-18 00:36 *
2010年 09月 17日 *
同じように何もしない1日が過ぎる。
気力が起きないのは体が休息を求めているのかもしれない。
でも考えてみれば、10年以上こんな感じだ。
疲れることなど何もしていないのに。
ブログも止めた方がいいんじゃないか。
ずっと口をつぐんでいたい。
どんな言葉も空虚に思えてしまう。

僕があの人のことを好きなのかどうかはわからない。
好きという感情は忘れてしまった。
思い出したい気持ちにもならない。
ただしたいことがあるとすれば、もう一度あの人の笑顔が見たい。
それだけで十分。

音楽を聴くことや、映画を見ること。
それらに時間を費やしてきたけど、もう疲れてしまった。
なんであんなに疲れるのだろう。
だから何も見ない。テレビも音楽もゲームも。
# by nochoice1 | 2010-09-17 23:35 *
2010年 09月 13日 *
どうして伝わらないんだろう。
もともとそういうものなのかな。
それとも、伝え方を知らないだけなのかな。
# by nochoice1 | 2010-09-13 02:16 *
2010年 09月 12日 *
目が覚めた。
カーテンは閉め切っていたが、日の光が入り込んでいた。
今何時だろう?
よく部屋の壁に飾ってあるような時計は置いていない。
自分の携帯がどこに行ったのか探すのが面倒で、今の時刻を知ることをとりあえず諦める。
僕はどこに住んでいるんだっけ?
そんな根本的な疑問が浮かぶ。
あそことか、あそことか…。周りの風景を思い浮かべる。
この部屋からだと歩いて駅まで15分はかかるな。
でも、駅って何駅だったっけ?
思い出せない。
歩いて15分くらい離れた部屋に住んでいるということは、具体的な駅名があるはずだ。
部屋の周りの田舎の風景は思い出せるのに、部屋の建物全体のことや、駅名を思い出せない。
自分の名前はもちろん、自分がiPodを所有していることは憶えているのに、肝心のここがどこなのかわからない。
そうだ、外に出てみよう。
僕は玄関まで行き、ドアノブに手をかける。
ロックを外し扉を開けた。

目の前にあるはずの風景がそこにはなかった。
それと同時に失われていた記憶が蘇ってきた。
僕が住んでいたのは、田舎町ではなく、思いっきり都会だった。
さっき想像していた部屋の周りの風景は全部思い違いだった。
僕は田舎などに住んでいなかった。

朝目が覚めた瞬間、自分が何者かわからなくなることはありますか?
僕はよくなります。
短期間とはいえ、ある一部の記憶が欠落した状態になる。
いや欠落だけでなく、自分の想像の世界をあたかも現実であるかのように錯覚している場合がある。
それをどのように見破るかといえば、記憶の具体性を考えてみればいい。
さっきの例でいうと、自分の住んでいるところの駅名がわからなければ、その記憶は怪しい。
その駅は現実には存在しない可能性がある。
現実には存在しないなら、それは想像上の産物ということ。
この想像上の産物は、実は日頃接している映画やゲームの世界に似ている。
受け手が文章の隙間を想像することにより、それが虚構から現実世界へと近づき、境界があいまいになる。
例えば田舎が舞台の作品があったとして、それが日本地図上のどこなのかまで詮索する人はいない。
受け手は物語の世界が田舎町であるという設定を無意識のうちに受け入れてしまう。
人間にそういう性質があるからこそ、作中で具体的な場所を語らなくても、それで作品は成り立つ。
# by nochoice1 | 2010-09-12 13:05 *
2010年 09月 12日 *
この作品はWikipediaの「泣きゲー」のページにエントリーされていると思いきや、何者かの手によって削除され、しばらくすると復活していて、でもまたしばらくすると誰かの手によって消されている不思議な作品である。
僕もなぜこの作品が泣きゲーとして紹介されているかがわからなかった。
泣くまではいかないゲームだと思っていた。
早苗シナリオをプレイする前までは。

8割はただの馬鹿ゲーだ。
でもライターさんに文章力があるので、読みながら思わず笑ってしまう。
(最近のノベルゲームと比べてしまうと、この点だけでも評価に値すると思う)
もちろん、それだけなら泣きゲーには至らない。
このゲームは丁寧な文章に加え、声優さんの演技力によって支えられており、読む側は安心してプレイできるようになっている。
要するに総合的に、早苗シナリオは良評価と判断されている。

ここから先はプレイする前には絶対に読まないで欲しいのだが、
# by nochoice1 | 2010-09-12 01:21 *
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The Original by Sun&Moon