本を買おうとしたら昼間のコンビニみたいに店内を取り囲むように行列が出来てて、買うのをやめようかと思った。
今日はクリスマスイブらしい。
「ケーキ食べた?」とかメール送ってきやがって。
こいつどうせ一人なんだろうなっていう自分の仮説を立証したいのだろうか。
さすがにケーキを一人で食べるほどポジティブな気分ではない。
そろそろ働こうかと思っている。
今の生活を10年も20年も続けると思うと息が詰まりそうになる。
それに現実的に無理だとも感じる。
ただ能力もなく何もせずにのうのうと生きてきた自分を採用してくれるところはあるかと考えると、どこにもない。
当然、世の中そんなに甘くないわけで。
自分がなぜ働かずに生命を維持してきたかというと、それは自分の貯金を殖やしてきただけの話なのだ。
全ての人に出来る事ではないけれど、それが出来たところで社会の役には立たない。
人のお金を殖やすためには、人のお金を預かる必要が生じる。
見ず知らずの人間に対して、誰がお金を預けようと思うだろうか。
ましてやこの不景気の状況下のもと。
ほぼ全ての金融商品が下落している中。
という訳で、僕は人に誇れるような特技を何も持ち合わせていない。
地方の原子力発電所施設内で放射線をふんだんに浴びるような仕事にエントリーしたら、即採用して貰えるのだろうか。
働かせて貰えるなら雪国でも砂漠地帯でもいいから行きたい。