パソコンは技術の進歩が速く、古くなるとすぐ陳腐化してしまうので、故障をきっかけに買い換えたくなる気持ちも分かる。
ここでボールペンなどの日用品を買う場合を考えてみよう。
100円ショップダイソーでは油性ボールペンが10本100円で売られている。
コンビニではこれと同じようなボールペンが2本100円で売られていたりするので、値段は5倍程度違う計算になる。
こうなるとダイソーってすごいと思うのだが、このボールペンを10本製造することによってどれだけ環境が破壊されるかを考えると複雑な心境になる。
ボールペンの換芯だけを購入した方がおそらく地球には優しい。
しかし、いくら換芯が安いからといっても、ダイソーの10本100円の安さに敵う訳ではない。
つまり、ボールペンの換芯とか、シャンプーにありがちな詰め替え用パックを買った方が、本体より値段が高くなるケースが出てくる。
すると消費者は、コストを優先して安い商品を買うか、少し値段が高くても地球に優しい商品を買うかの選択を迫られることになる。
この世界で、果たして安さが本当に正義と言えるのだろうか。
ダイソーの安い製品は、環境汚染や低賃金労働の犠牲を払った結果としての値段という気がする。