矢印の向いたほう、右に行けば行くほど正確さは鋭く増していく。
だけど正確さを伝えようとすればするほど実現が困難になっていく。
写真に例えるなら、1ミリ四方寸分狂わずに色彩を並べていくように緻密。
そんなものを撮ろうとして毎日同じ場所に立ったって、シャッターチャンスはずっと訪れない。
反対に、矢印の向いていない左のほうに行ってみる。
正確さはどんどん薄れていくけど、多様な解釈ができて何度みても飽きない。
時としてその無意味で無価値な行為に絶望する。
でも楽しいのなら、それでいいんじゃないかと思う。
自分の伝えたいことと違っていたとしても。
たとえそれが誤解だったとしても。
笑い合えればそれでいいんじゃないか。