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反復、言葉
2011年 06月 23日 *
音を聴いていると、何もしていないのに、どこかに行ったような気分になる。
音なら何でもいいのかもしれない。

メトロノームの音。
打ち寄せる波の音。
水道の蛇口から水滴がしたたり落ちる音。

共通しているのは、規則的にあるいは不規則的に繰り返していること。
反復して音が鳴っている。
それは、無限に続いていくかのようである。

突然、東京にある建物を一軒一軒全て訪ねる気分になるのはなぜなんだ。
もし実行に移すとしたら、途方もない反復を強いられるのに、そんな作業に惹かれる自分がいる。

最近ここに書いていること自体が恥ずかしいと思うようになってきた。
書けば伝わると思っていたけど、伝わらないことも多い。
例えば人間の感情は喜怒哀楽の4つに分類されるとして、感情の言葉ならある程度は書ける。
でも何かを見たりした時に受ける感覚を言葉で表現することは難しい。

今、変なことを思い出した。
小学校の頃、夏に水泳の授業があった。
プールに入る前、教室で水着に着替えなくちゃいけなかった。
教室の中でクラス全員が服を脱ぐシチュエーションと、自分もそうしていることで、言いようのない感覚に陥った。
その感覚を言葉で表現するのは難しい。

昔の玩具を展示しているスペースが少し話題になっているらしい。
写真を見ると、子供の頃が思い出されて懐かしい気持ちになる。
僕らがそれに惹かれるのは、何かを見て、やはり何らかの感覚を抱いていたから。
言葉にならなくても、確かに感じていたのだ。

いくら熟考を重ねて言葉を書いたとしても、たった1枚の写真にも劣ることがよくある。
自分は一体何をやっていたのだろうと恥ずかしい気持ちになる。
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by nochoice1 | 2011-06-23 19:13 | Comments(0) *
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The Original by Sun&Moon