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仮想現実
2012年 12月 24日 *
品川駅を使っている人はわかると思うが、先週の木曜みたいに電車が止まると駅構内は混雑する。
平常運転の普段ですらあの混み具合なのだから、一旦電車が止まれば公共の空間とは思えない、恐ろしい位の混雑ぶりを発揮し、人がゴミのようになる。
人身事故による混乱の中、ぎゅうぎゅうに押し込まれた電車に乗った後、一人か細く「降ります」と声をあげたところで、誰もスペースを空けてくれないのではないか。
そのような今後の不安が頭から離れなくて夜ずっと寝られなかった。

それはいいとして、その混雑ぶりを毎回携帯のカメラで撮影するおっさんに遭遇する。
10年前には見られなかった光景である。
このおっさんのようにはなりたくないな、と思う。
自分はブログで写真を載せる気にはとてもなれない。
今回のことでそう確信した。

この10年でネットは確実に一般に広まり、最近ではフェイスブックのように本名をオープンにしたブログ(?)が普及しつつある。
でも所詮ネットはネットであり、現実(リアル)との間にはまだ大きな壁があると思う。
ネット上の匿名で無責任な落書きには何の価値もないと言われるかもしれない。
しかしいくら個人を名乗ったところで、リアルを装っているに過ぎず、ネットはリアルの代替には至らない。
ネット上の100の情報より、リアルの1の情報の方が信用できると思うのは私だけだろうか。

例えば電気屋の店員知識よりネットの掲示板の書き込みの方が遥かに上回っているとすれば、電気屋という形態が淘汰され、Amazonというネットがリアルに移行する。
道に迷った時、周りの人に道を尋ねるという行為の消失とともに、スマートフォンのグーグルマップで検索するという行為がリアルに移行する。
その方が確実な情報を得られるからだ。

このようにバーチャルのリアルへの移行はリアルの消失を伴う。
ネットでリアルと同等のコミュニケーションが取れるのなら、リアル世界の話し合いはとっくに消失しているはずである。
リアルのコミュニケーションが存在する限り、ネットの意見は所詮ネットの意見に過ぎない。
ネットの世界をリアルに持ち込む人を見ても痛い気持ちになるだけである。


そういえば最近いい大人達が有名になって、露出度がだんだん増えてきている。
もっと見たいと思う反面、見たくないという気持ちもある。
特に外見はあまり露出して欲しくないと思う。
個人的には外見を想像したりするのが楽しみなのであって、実際に見ると想像の世界が壊れてしまうから。
アイドルの裸を見たくない心理みたいなものか。
自分の考えなど関係なく、いい大人達の露出は増えていく。
清楚系のアイドルが意図せずヌード写真集を出すように、自分が望もうと望むまいと世界は変わっていく。

最後に。
リア充爆発しろ。
by nochoice1 | 2012-12-24 22:10 *
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The Original by Sun&Moon