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理想の木
2008年 06月 25日 *
僕は物を片付ける時、棚や引き出しの中にしまう。
ちょうどパソコン上のファイルをディレクトリやフォルダの中に保存するように。
しかし、これで本当に物を整理したことになるのだろうか。
中身が何だか分からない膨大なファイルを一つのフォルダに入れて終わりにしていないだろうか。
時間が経ってもどこに何が入っているか覚えていられるだろうか。

例えば仕事をしていたとしよう。
まず問題点の洗い出しを行う。
その課程においては、とにかく何でもいいから考えつくことを列挙する。
次にそれらの問題についての解決策を考える。
問題はあらゆる角度から、あらゆる切り口から見つめなければならない。
そして解決策は、体系的でなければならない。
かつ、想定され得る全ての問題に対応可能な回答でなければならない。

問題の洗い出しは定期的に行う必要がある。
得られる回答も状況に応じて変化していく。
その時、以前解決されたであろう問題であっても、同一セグメント上に列挙してみる。
パソコンに例えるなら、一度フォルダの中に分類したファイルを全て外に吐き出す。
Windowsにはエクスプローラという機能があるが、Aというフォルダの中を見るとき、Bというフォルダの中身を同時に見ることはできない。
逆に、Bというフォルダの中のファイルの存在を確認する時、Aというフォルダの中を見ることができない。
そこで、Aの中身とBの中身を同時に見る必要が生じる。

次に規模が問題となる。
10個や20個のファイルを分類するのは容易だが、1000個やそれ以上の規模のファイルが存在した場合、どのような対応が望ましいか。
一つ一つは複雑に絡み合っており、ただ単に分類すれば良いというものではない。

そもそも、分類することと整理することは同義ではない。
単に分類しただけでは整理したことにはならない。
逆に、分類された状態から未分類の状態に戻す行為は、正反対の行動を取っているにもかかわらず、場合によっては整理することにつながるのかもしれない。

で、どうすればいいのかを考える。
きっと頭のいい人たちは、とうの昔に回答を得ているはずなのだ。
by nochoice1 | 2008-06-25 11:06 *
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